自己紹介—犬と私の初めて物語

管理人樹里

私は北海道の夕張市という昔は炭鉱で栄え、今は破産した市として有名になってしまった土地で生まれました。私が生まれた頃は両親は小学校の教師で、父方の祖母が私の面倒を見てくれていたと聞いています。

祖母は男ばかり3兄弟の母親だったので、女の子が孫として生まれたことをとても喜んでくれたようです。覚えていませんが、私が生まれた時から家には猫や犬がいたそうです。

古い白黒写真(年がわかりますね)には、乳母車に乗った猫や、スピッツの子犬のペスが写っています。当時スピッツが日本に導入されて人気が出たのですが、当時のスピッツはうるさく吠えるのが難点でした。

ペスとの思い出

実はペスのことはあまり覚えていません。散歩にもほとんど行ったことがなく、何を食べていたのか知りません。唯一小学校1年生の時にペスを散歩に連れ出し、引っ張られて坂道で転んで膝小僧に石が入った記憶しかないのです。石は今でも膝小僧に入っていて、時折ペスのことを思い出します。

小学校2年生の時に父が結核で入院し、動物が好きだった祖母も叔父のところに行ってしまったので、一人だった母はペスの世話ができずに手放してしまいました。実際ペスがどこへ行ったのか、今もってわかりません。

アイヌ犬

今は北海道犬と呼ばれていますが当時はアイヌ犬と呼ばれていた、柴犬を大きくしたような犬が隣の家で飼われていました。当時犬は鎖で繋がれて家の前にいることが多かったのですが、そのアイヌ犬は檻に入っていました。獰猛であるといわれていて、散歩している姿も見たことがなかったのですが、私が近づくとよくそばに来てくれて、毛並みを触らせてくれました。とてもおとなしい自信に満ち溢れた犬のように思えました。

近所の老婆

今思うと誰だったのかはっきりわからないのですが、近所に一人暮らしのおばあさんが住んでいて、私たち子供はよく遊びに行っていました。山奥ですから、田舎で玄関に鍵をかけることもなく、そのおばあさんの家も常に開いていたような気がします。「動物を好きな人に悪い人はいない」が口癖で、その言葉は今も心の奥底にしまってあります。私はいい人ではないですけれども。

アパートの大家の犬

その後も自分で犬を飼うことはできず、大学時代はアパートの大家の犬を可愛がっていました。その犬も鎖に繋がれっぱなしで、ある日ちょっと散歩に連れ出そうと思い立ち、大家に無断で散歩に連れて行き、騒ぎになったことがありました。戻ってみたら犬がいなくなったと騒いでおり、大家に叱られたことを覚えています。

結婚したら

結婚して子供が生まれ、海外にも住んでいたこともあり、やっと犬が飼えたのは子供が10歳の時でした。その前に、あるホームセンターで少し大きくなった犬を見つけ、欲しいと何度も通いましたが、結局飼うまでには至らず(決心がつかず)、ある個体を飼育するという方向に舵を切るのは運命かもしれないと思うようになりました。

初めての犬

「愛犬の友」を握りしめて、ブリーダーに電話をかけまくる私。初めて犬を飼うということに興奮していたに違いないのです。即座に欲しいのです。何件かかけているうちに、譲ってもいいというブリーダーに出会いました。なんと、長女の10歳の誕生日です。今思うと、一見の客によく売ってくれたものだと思うのですが。

そして私にはその前にもう一つ新しい出会いがあったのです。それはナビゲーションです。極度の方向音痴の私は、夫の運転でなければどこにも行くことができませんでした。18年前のあの日、私は自由を手に入れた気がしていました。一人でどこへでも行けるのですから。もっとも、当時のナビの精度がよくなかったこと、操作方法への理解が十分ではなかったことから、車で1時間の距離を5時間もかかってしまったのですが。

近くの銀行で犬の値段分の一万円札を握りしめ、やっとたどり着いた(結局迎えに来てもらった)ブリーダーの家には、生後50日の子がいました。今考えると、生後50日など母親や兄弟から引き離すのは早すぎるのですが、とにかく天使のようなその姿にもう我慢ができません。もうちょっと待って、というブリーダーの手に用意したお金を押し付け、その子犬をかっさらってきてしまいました。

初日

散々迷ったせいで、家に帰ったのは夜の8時過ぎ。車にバリケンを入れていたのですが、その中でゲボしている子犬。ですよね〜かわいそうに。なんの知識もなく、用意もなく、生後50日の大型犬の子犬を買ってしまい、その日はファンヒーターのサークルに入れてバスルームに閉じ込め(鳴き声がうるさかった)、自分たちは2階に上がって寝てしまうという非道さ。今考えても酷すぎる。これを読んでいる方は決して真似をしないでください。

2日目

朝起きてバスルームへ行くと、子犬は生きていたが(さらに酷い)、嬉しそうに飛び上がったため、サークルの境目に前足を挟んで負傷。病院送りになりましたが、2〜3日で回復しました。この当時はトイレのしつけもできず、家中あちこちで踏んだ、滑ったの繰り返しでした。

まとめ

超初心者という酷い飼い主に飼われた子犬は、病気で3歳という若さで亡くなってしまいました。やっと飼い主という立場も理解してきた矢先のことで、その喪失感が半端なく、それが今でも続いている状態です。

同じ犬種ばかりにこだわり、今6頭目、私自身の年齢もあり最後の犬になるだろうと考えています。最初は犬を飼うということの本質も知らず、ただ好きというだけで突っ走ってしまい、本当に悪いことをしたと思っています。現在はオス2匹、訓練競技会に出るまでになりました。

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