犬の唾液は人と違ってアルカリ性であり、虫歯菌が増殖しにくい口腔環境となっているだけではなく、犬の唾液の中にはアミラーゼがなく、デンプンを分解して虫歯菌の栄養源となる糖類を作り出さないため、虫歯はほとんどありません。一方犬の歯は人のように平らではなく、食べ物を切り裂くために尖っていて、歯石や歯垢が付きやすい構造になっています。犬の口が臭い原因はこの歯石中の細菌が原因であり、放置すると歯が欠ける・抜けるなどのトラブルや、菌が体に回って重大な病気を併発することがあります。犬の口腔ケアについて解説します。

歯石を放置すると

犬の歯には1日で歯石が沈着するといわれています。歯石の中には細菌が繁殖し、口臭の原因になるだけではなく、細菌が歯肉に炎症を起こし、歯肉炎に発展すると歯が抜け落ちたりします。また歯肉炎から侵入した細菌が血流に乗って腎臓や心臓などの臓器に達すると、命に関わる重大な病気を引き起こす可能性が高くなります。

歯磨きの方法-歯ブラシ

犬の歯の構造は歯石が付きやすく、犬が3歳に達する頃にはほとんどの犬の歯には歯石が付着しているといわれています。歯垢や歯石が付着すると、もともとは白い歯が黄色くなったり、茶色くなったりし、口臭がひどくなります。成犬になっていきなり歯磨きを始めるとびっくりしますから、なるべく子犬のうちから口に何かを入れられることに慣らしておくとすんなり口腔ケアができるようになります。まず最初は口の周りを触ることから始め、徐々に口の中に飼い主の指を入れていきます。子犬であれば噛まれてもそれほど痛くないですが、成犬になっていきなり指を入れるとびっくりして噛むことがありますので、十分に注意してください。指を入れることになれたら、指に歯磨き用の不織布やガーゼなどを巻きつけ、少しずつ歯を磨いていきます。最初は一本ずつ慣らすようにします。犬の正面からではなく、犬を自分の前へ座らせて後ろから磨くようにすると、威圧感がなく、磨きやすくなります。指で磨くのに抵抗がなくなったら、歯ブラシを用います。犬の口の大きさに合わせて歯ブラシの大きさを選んでください。人用歯ブラシは犬には大きすぎる場合がほとんどです。歯磨き粉などの研磨剤は不要です。前歯の後ろや奥歯には歯石がつきやすいので、ゆっくり丁寧に磨きます。

歯磨きの方法-固いものを食べさせる

犬は骨など固いものを食べさせると、噛むことによって歯石も一緒に削られて取れることがあります。歯磨き専用の噛むガムなども販売されています。骨は消化が悪く、犬が便秘をしたり、大きいまま飲み込んで窒息することがありますので十分な注意が必要です。ガムなども丸呑みする犬がいますので、側について監視する必要があります。また、牛のひずめなど犬の歯より固いものを噛ませると、歯が折れたり欠けたりします。犬の歯の治療では、抜歯以外は専門の医師の治療が必要となり、費用も時間もかかることになりますので十分注意してください。

自宅での歯石除去

ついてしまった歯石は歯磨きでは落とすことはできません。。自宅で犬はリラックスしているので、ストレスなく処置できるメリットがあります。歯垢が落ちやすくなる薬剤としていつくかの種類が販売されています。毎日1回スプレーするだけで、平均1〜2ヶ月で歯石が落ちるものや、よりスピードと白さを求める場合にスプレーしたのち時間をおいて、さらに歯磨きをする必要があるものもあります。物理的にはスケーラーや飼い主の爪で歯石を削り落とすことができます。スケーラーは鎌形(シックルタイプ)の方が最初は使いやすく便利です。また搔爬形(キュレットタイプ)のスケーラーは爬虫類の爪のような形で、狭い歯間などをきれいにするのに向いています。自宅で歯石除去をするデメリットは、犬が動いてしまったり技術が未熟だったりすることで、歯肉などに傷がついてしまうことです。また削りすぎて歯がでこぼこになると余計に歯石が付着しやすくなるので注意が必要です。

動物病院での歯石除去

ほとんどの場合、全身麻酔になります。歯石は超音波で破壊するところが多いようです。抜歯などがなければ、おおよそ1時間程度で完了し、その日から食事も含めて普通に過ごすことができます。麻酔下で行われるため、細かいところも綺麗になります。麻酔が安全に行われるかは事前に血液検査をして慎重に検討を行いますが、麻酔による事故がないわけではありませんので、事前に主治医と十分な相談が必要です。あまりに老齢であったり、短頭種ではリスクが大きいため、歯石がつかないように管理することがより重要になります。

まとめ

犬は虫歯にはなりにくいのですが、その分歯石が付きやすい歯の構造になっています。子犬のうちから歯磨きの習慣をつけておくと、口の中に異常があってもすぐに発見できるメリットがあります。また歯石がひどくなると、歯肉炎から腎臓病・心臓病・肝臓病など重大な病気を併発することがありますので、日頃から口腔内の衛生に気を配ることが重要になります。

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《執筆者樹里について》

管理人樹里

犬を本格的に飼い始めてから20年ほど。

現在は訓練競技会などにも積極的に参加。現在ボクサー2匹パピヨン1匹トイプー1匹飼育しているワンちゃん溺愛主婦です。

執筆者樹里の愛犬

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引用元:カナガン、ナチュラルドッグフード、ロイヤルカナン、サイエンスダイエットの口コミ評判比較他|犬の餌おすすめランキングナビ