犬の肉球や足回りは、犬が健康的な生活を送る上でとても大切な部分です。大きな病気の兆候が肉球に現れる場合もあり、また直接土やアスファルト、草などに触れる部分であり、また指の間は蒸れやすくトラブルの多い部分です。肉球や足回りの病気の原因や対処法などについて解説します。

肉球の構造と役割

肉球の外側は固い皮膚でできており、その内側は脂肪組織とエスラチンという弾性繊維、さらにコラーゲンから成る膠原繊維からなっており、柔らかく張り詰めた内部組織になっています。外側の固い皮膚には小さい棘のような円錐状突起があり、爪とともに大地をがっちりつかんで、走る推進力を生み出したり、滑って転んだりしないような形状になっています。また犬の体内では唯一エクリン汗腺があって汗をかくことが出来る部分で、その水分によって肉球を保護しているともいわれています。前足の肉球は4本の爪が付いている指球とその後ろの三角形の掌球、さらに後ろの指球と指根球からなり、後ろ足の肉球は爪の付いている趾球とその後ろの三角形の足底球からなっています。犬の肉球には血管や神経が集中しており、感覚器官としての役割や、動脈が近くを通っていて、常に暖かい血液を循環させているため、寒い冬に冷たいところを歩いても凍傷ならない温熱器官としての役割も持ち合わせています。

肉球からわかる重大な病気

犬ジステンバーウィルスに感染すると肉球が固くなるハードパットと呼ばれる症状が出ることがあります。ハードパットが現れるような場合は非常に重症である場合が多く、発熱などの体調の異常などを認めた場合にはすぐに動物病院を受診します。なお、この犬ジステンバーウィルスは非常に感染力が強く、動物病院に予防接種などできている子犬に感染させないためにも、犬を車から降ろさず、ます症状を獣医に伝え指示に従うことが大切です。

指間炎

犬の指の間は密着しており、かつ毛が生えているため、足を洗った時や雨などの時に乾燥を怠ると、赤く炎症を起こすことがあります。犬が舐めることによってより悪化する場合があり、ひどくなると脱毛や膿が溜まって腫れることもあります。指の間は常に清潔と乾燥を心がけ、赤くなったり、犬が気にするようならなるべく早く動物病院を受診します。指の間に外用薬を塗ってもすぐに舐めてしまうので、乾燥を心掛けるとともに抗生物質などの内服薬で治療します。

やけどや怪我

暑い日にアスファルトを歩かせると肉球部分がやけどをすることがあります。真夏の日差しのあるときにアスファルトを歩かせないのは当然ですが、夜中でも意外と冷えていない場合があるので、注意が必要です。人の足や手で直に触って熱さを確かめてから散歩に出かけるようにします。アスファルトが熱いと、肉球の近くにある動脈も熱せされて、体温が上昇して熱中症になりやすいので、人が涼しくても地面に近い犬は熱い場合があることを忘れないようにします。また棘などが刺さったり、ガラスの破片で肉球を切ってしまうことがあります。棘などは飼い主が気がつかない場合もあり、犬の歩き方がおかしかったり、しきりに舐めたりしている場合には注意深く観察することが重要です。また肉球はとても張っている組織なので、切り傷が治りにくい部分です。縫い合わせても力をかけると裂けてしまうことがあり、何ヶ月も治らないこともあるほどです。傷口を水でよく洗い、人用の「傷が早く治るパッド」を貼って、その上から包帯で固定すると割合治りやすいのですが、場所によっては貼れない部分もあり、治療はとても難しくなります。石などが多い山などに行く場合には、靴などを履かせる訓練をしておくと、災害時にも安全に歩くことができます。

肉球及び指間の手入れ

指の間は清潔に保ち、よく乾燥させることが大切ですが、洗いすぎると肌のバリヤーがなくなりかえって悪化させることがありますので、石鹸などはなるべく使わず、普段は水洗いと乾燥を心がけます。化膿したり赤みがひどい場合には、抗菌剤入りのシャンプーなどをつけて10分程度置いてからよく流します。肉球は怪我や棘などがないかよく観察し、また爪が伸びていると刺さったりすることがあるため、爪の手入れを怠らないようにします。肉球の保湿クリームなどがありますが、健康な犬にはあまり必要ではないと思います。また足の裏の毛が伸びていると、床で滑ることがあり、さらにダニや塵がつきやすいので、綺麗にカットすると日頃の手入れもしやすくなります。

他の足の病気

犬の足の病気はたくさんありますが、代表的なものとしては、後ろ足の太ももの骨とすねの骨をつないでいる前十字靭帯の部分断裂、大型犬などに現れやすい前足の肘に当たる肘関節形成不全、遺伝性で小型犬に多い膝蓋骨脱臼や大型犬に多い股関節形成不全などがあります。犬の歩き方がおかしい場合には、レントゲンなどで状態を確かめ、獣医の指導に従って治療やリハビリを行います。

まとめ

足の病気は犬が歩けなくなることで、犬にとって重大な影響を与えます。飼い主が早期に気がついて治療やリハビリを行うことで、普通の生活を楽しめることも少なくなりません。日頃から犬の足の状態をよく観察することが重要です。

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《執筆者樹里について》

管理人樹里

犬を本格的に飼い始めてから20年ほど。

現在は訓練競技会などにも積極的に参加。現在ボクサー2匹パピヨン1匹トイプー1匹飼育しているワンちゃん溺愛主婦です。

執筆者樹里の愛犬

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