管理人樹里

小型犬であれ、超大型犬であれ、犬を安全に飼育するために必要なことは多くはありません。犬が集団生活を送る生き物であること、人とは違うルールで生きていることを認識し、人の言葉の意味を教えることだけです。

集団で生きるということ

犬の祖先は元々北方の寒い地域、あるいは乾燥した地域に住んでいたといわれており、食料の対象を自分の体より大きい草食動物を対象としてきたため、集団で狩りを行う方法を取ることで生き残ってきました。自分より体の大きい獲物の場合、自分の力だけでは倒すことができないため、一人になるということは死をも意味する避けるべき状況でした。さらに集団で一つの目標を達成するためにはお互いの統率とリーダーを必要とします。現代の犬は狩りをする必要はありませんが、精神的には集団に属することを好み、1匹になることを強く嫌がり、強いリーダーの元で安心して暮らしたいと思っています。ここでいうリーダーとは犬がどのように行動するべきかを示してくれる存在であり、自分が属する集団にそのような存在が見当たらなければ、群れを守るために自分がリーダーであらなければならないと思うようになります。犬は人の社会で集団を率いていくことはできないので、様々な問題が発生します。

リーダー不在論

犬たちの祖先は、夫婦と頂点とした家族集団の中で、自然と親がリーダーとなりその子供たちが従うという形を取っていたと言われ、今でも野生の狼はそのような家族を中心とした集団を作っています。現在の犬の家族は人も含めて一つの集団です。家庭犬においてはリーダーは不要という考え方があります。しかし、犬の行動を指示してくれるリーダーがいないと、犬は自分の判断で動かざるをえないため、人社会との軋轢が生まれます。

犬は犬である

近年、小型犬の飼育が増えてくるにつれて、犬に服を着せたり装飾品をつけたり、犬を擬人化して考える人が増えています。「うちの子、自分を犬とは思っていないのよ〜」などという発言をする人がいますが、犬は犬であり、人ではありません。犬は本来利己主義であり、自分のためにしか行動しません。子供を守ったりすることはありますが、それは自分より弱いものを保護することにより群れを強化するためであり、群れの存続が自分の生死に関わるからです。犬に人の社会の善悪は通じません。犬にわかるのはその行動が自分にとって得か、そうでないかだけです。したがってしつけの基本は、犬が人の指示に従ったら得をする(褒められる、叱られない、おやつをもらえるなど)と思わせることです。

犬の学習方法

犬は自分が得であると感じた行動を繰り返し、損であると感じた行動はしなくなる動物です。ですから、人が好ましいと思う行動をした時に褒めたり、おやつをあげたりすることでその行動の頻度を高くし、これを行動の強化といいます。好ましくないと思う行動は褒めなかったり、おやつをあげなかったり叱ったりすることで行動の消去を行うことができます。例えば「座れ」を教えたい場合、犬が偶然座った時に「座れ」といいながら行動を強化する、あるいは犬のお尻を押しながら「座れ」と言い、座ったらその行動を強化することにより、簡単に教えることができます。罰でも行動を強化することができますが、うまく使わないと犬に恐怖感を与えことになりかねず、技術のない人にはお勧めできません。

強化子について

人にとって好ましい行動を犬自ら行う頻度を上げるために使うものが強化子です。例えば、おやつ、褒める、遊ぶなど犬が嬉しい、得をしたと感じるものは全て強化子として使うことができます。犬によって使える強化子が違うこともあります。おやつに一切興味を示さない犬やおもちゃに興味がない犬もいます。しかしながら、よく犬を観察することにより、何が嬉しいのか、得をしたと感じてもらえるのかわかるようになりますし、逆に飼い主がわからなければ犬をしつけるのは難しいことです。ほんのちょっと一緒に走るだけでも嬉しい犬もいれば、外に出してもらえるだけで嬉しい犬もいます。犬の中でも日本犬やサイトハウンドなど自立心の強い犬は感情を表に表さないことが多く、強化子を見つけにくい面があり、しつけが難しいといわれる所以です。

間違った強化

犬と人の間には認識の差があり、時々大きな問題が起こることがあります。例えば犬が吠えることをやめさせたいとします。犬が吠えている時に「うるさい」などと怒鳴ってしまった場合、犬にとっては自分に注目してもらえた、自分を応援してくれていると捉え、吠えることが強化されてしまうことがあります。この場合、飼い主が取るべき行動は、犬が吠えていない時に褒める、吠え始めたらどこかに立ち去る、「座れ」などの別の指示を与え従ったら褒めることなどです。犬がどう感じているか、それを察するのが大切です。

まとめ

犬のしつけは犬の行動の習性をよく知ることから始まります。自分の犬をよく観察し、どのように伝わっているのか常に検証することが大切です。

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《執筆者樹里について》

管理人樹里

犬を本格的に飼い始めてから20年ほど。

現在は訓練競技会などにも積極的に参加。現在ボクサー2匹パピヨン1匹トイプー1匹飼育しているワンちゃん溺愛主婦です。

執筆者樹里の愛犬

《人でも食べられるとハッキリ公式サイトに書かれているこだわりドッグフード》

ドッグフードには、人が食べる者にはまず含まれていないような合成着色料、防腐剤が使われていることが多いです。

また、こだわりの外国産ドッグフードに関しても、輸送工程での温度管理などによる品質劣化の疑念があります。

筆者が犬の健康のために抑えておくべきだと考えているドッグフード選びのポイントは

  • 国内製造であること
  • 国内製造で且つ無添加であること
  • 人でいうところの成人病になってしまうような食事でないこと
  • 人でも食べられる

人でも食べられるということは、犬だから許されるような安価な合成着色料、防腐剤を使用していないという証拠。ネーミングだけで何となく犬の健康によさそうだと勘違いさせるようなドッグフードとは明らかに別物。

愛犬と長く過ごすためにということは勿論のこと、

  • 獣医への通院頻度減により手間が少なくなる
  • 獣医への通院頻度減によりお金が掛からなくなる

ことにもつながります。健康は食から。これは人も犬も同じ。

こだわりの人でも食べられるドッグフードを一度チェックしてみてください。

引用元:カナガン、ナチュラルドッグフード、ロイヤルカナン、サイエンスダイエットの口コミ評判比較他|犬の餌おすすめランキングナビ