犬のお尻の部分が赤く腫れたり、痒がって床にこすりつけたり、しきりに後ろを気にしたりすることがあります。お尻周りの病気は放置すると重症化し治療が困難になりますから早めに治療してあげるようにします。お尻の腫れなどの症状や原因、治療方法などについて解説します。

犬の肛門周囲腺炎

犬の肛門の周りには、肛門腺と呼ばれる分泌器官がたくさんあり、そこから分泌された臭いはその犬独特のものとなり、排泄をした時に一緒に出ることによって自分の臭いをつける役割を持っています。肛門線はアポクリン腺と皮脂腺からなっており、そこから出される分泌液の成分は犬によって異なり、色は黒〜茶褐色・緑などで粘度もサラサラ〜ベトベトとさまざまです。この臭いは犬の性別や年齢などの情報も含んでいるといわれており、犬同士が挨拶する場合には、お尻の臭いを嗅ぐのはこれらの情報を得るためといわれています。この分泌腺に何らかの感染などを起こしたり、それによる炎症がひどくなると強いかゆみが引き起こされ、犬は肛門をひどく痒がったり、お尻を地面にこすりつけたりします。治療は抗生物質や抗炎症剤などの内服が主になりますが、あまりにひどく化膿している場合には、切開して膿を出す外科手術も行われます。

犬の肛門嚢炎

犬の肛門嚢は肛門周囲線から分泌された分泌液を貯めておく袋のことで、通常は便をした時に一緒に中身が押し出されます。肛門の周りが汚れていて感染を起こしたり、小型犬の場合、押し出す力が足りなくて分泌液が溜まり過ぎ、炎症を起こすことがあります。治療は肛門嚢の溜まり過ぎた分泌液を排出させ、抗生物質などで治療します。小型犬は少なくとも月1回程度は、肛門絞りをすることでこの病気を防ぐことができます。

犬の肛門絞り

小型犬での肛門絞りは、親指と人差し指で時計の短針でいうと10時と2時くらいの部分をはさみ、中に押し込みながら強く絞るようにすると排出させることができます。臭い液が勢いよく飛び出ますので、お尻は自分と反対側に向け、決して覗き込んでやらないでください。大型犬の場合は、絞ってあげなくても自然に出ることが多いのですが、個体によって排出するのが苦手な場合は人の手によって絞ってあげます。大型犬の場合は、親指を肛門の中に入れ、内側と外側から同時に押し出すと排出されやすいようです。指が入らない場合は、オリーブオイルなどを少量用いると簡単にできます。何れにしても臭い液が排出され、衣服などに着くと洗濯してもなかなか取れないことがありますので注意してください。できればシャンプーの時にバスルームで絞ると、汚れをすぐに流すことができて便利です。シャンプーができない場合は、反対の手でティッシュを用いて肛門を押さえますが、犬の保定ができなくなり、一人では難しくなります。

犬の会陰ヘルニアとは

会陰ヘルニアとは、お尻の筋肉の部分から直腸などがお腹の外にはみ出してくる病気です。会陰とは肛門や泌尿生殖器など、お尻周りの部分をいいますが、その会陰部の筋肉が老化などにより萎縮して隙間ができてしまい、その間から膀胱、直腸、脂肪などが飛び出すと会陰ヘルニアになります。同時に前立腺の肥大などがあると、内側から臓器を押し出している原因となっているといわれ、発症する犬は去勢していない中年〜老年のオス犬がほとんどです。

犬の会陰ヘルニアの症状

直腸が折れ曲がっている場合には、なかなか便が出なかったり、排便時に痛がったりします。また膀胱が飛び出している場合には、尿が出にくいなどの症状が現れます。また肛門の片側や両側にポッコリとした腫れが出ることがあります。

犬の会陰ヘルニアの診断

お尻の横に大きな腫れがあり、去勢していない中年以降のオス犬であれば、まず会陰ヘルニアを疑います。その他直腸診、造影剤を用いたレントゲン検査、超音波エコー、CTなどを用いて診断します。

犬の会陰ヘルニアの治療

ほとんどが外科手術となり、人工物インプラントによるヘルニアの整復や生体膜・筋転移術によるヘルニアの整復手術などが行われます。人工物インプラントは手術時間が短く、強靭であるなどのメリットがありますが、人工物であるため、拒否反応や炎症反応、感染の確率の上昇、整復部位からの脱落、高価であるなどのデメリットがあります。一方生体膜・筋転移術は異物反応が少なく、感染の可能性も低く、違和感がないなどのメリットがありますが、一般には術式が煩雑で手術時間が長くなり、老犬には負担が大きい、生体膜によっては脆弱で使えなくなるなどさまざまなデメリットもあります。会陰ヘルニアは再発しやすい病気であり、片側の場合は術後に反対側に出るなど、その個体によって術式を臨機応変に変える必要がある難しい手術です。男性ホルモンの影響が悪化原因の一つですので、同時に去勢手術を行うことが一般的です。

まとめ /h3>
お尻の周りの痛みやかゆみなどは犬をとても神経質させます。痛みのあまり噛みついたりすることも少なくありません。そのように重症化する前に、お尻の周りは常に清潔を保ち、少しでも腫れや気にするそぶりを見せるなどがあったら動物病院を受診することが重要です。

こちらもチェック!おすすめコンテンツ!



《執筆者樹里について》

管理人樹里

犬を本格的に飼い始めてから20年ほど。

現在は訓練競技会などにも積極的に参加。現在ボクサー2匹パピヨン1匹トイプー1匹飼育しているワンちゃん溺愛主婦です。

執筆者樹里の愛犬

《人でも食べられるとハッキリ公式サイトに書かれているこだわりドッグフード》

ドッグフードには、人が食べる者にはまず含まれていないような合成着色料、防腐剤が使われていることが多いです。

また、こだわりの外国産ドッグフードに関しても、輸送工程での温度管理などによる品質劣化の疑念があります。

筆者が犬の健康のために抑えておくべきだと考えているドッグフード選びのポイントは

  • 国内製造であること
  • 国内製造で且つ無添加であること
  • 人でいうところの成人病になってしまうような食事でないこと
  • 人でも食べられる

人でも食べられるということは、犬だから許されるような安価な合成着色料、防腐剤を使用していないという証拠。ネーミングだけで何となく犬の健康によさそうだと勘違いさせるようなドッグフードとは明らかに別物。

愛犬と長く過ごすためにということは勿論のこと、

  • 獣医への通院頻度減により手間が少なくなる
  • 獣医への通院頻度減によりお金が掛からなくなる

ことにもつながります。健康は食から。これは人も犬も同じ。

こだわりの人でも食べられるドッグフードを一度チェックしてみてください。

引用元:カナガン、ナチュラルドッグフード、ロイヤルカナン、サイエンスダイエットの口コミ評判比較他|犬の餌おすすめランキングナビ