管理人樹里

ペットショップや大型のホームセンターには犬のおもちゃがたくさん販売されています。どんなおもちゃがあるのか、その種類と上手な活用術について解説します。

鳴き笛入りおもちゃ

いわゆるピーピーと獲物を捕まえた時のような音がするおもちゃです。シリコンやゴムでできたものに鳴き笛を組み込んだおもちゃで、ほとんどが柔らかい素材でできています。価格帯は300〜2000円程度で、小型犬から大型犬までそれぞれに推奨サイズがあります。全体に柔らかいので、飲み込みに注意します。また齧って破片を飲み込んでしまうこともあり、一緒に遊ぶなどして犬から目を離さないようにします。噛むのが柔らかいいわゆるソフトマウスの個体はいつまでも遊べますが、噛み締めてしまうハードマウスの個体はすぐに使えなくなります。

引っ張りっこ用おもちゃ

片方や両端に飼い主が持てる場所があるようなおもちゃで、犬と引っ張りっこをして遊びます。犬がしっかりと噛めるように結び目などがあるものがよく、バスタオルなどでも代用できます。子犬では歯が欠けたりすることがあるので、注意が必要です。個体によっては引っ張りっこの最中に噛み直しをすることがあり、間違って飼い主の手を噛んでしまうことがあるので、口の近くは持たないなど、注意してください。遊びに夢中になっている犬に噛まれると、かなり痛いですし、内出血することも多いので、注意してください。ひどく興奮するようであれば、中止することも大事です。

フリスビー

犬用のものが販売されていますが、ボーダーコリーなどは大好きでいつまでもやめない場合があります。フリスビーを咥えながら遠くにジャンプすると着地の際に腰に負担がかかるので、柔らかい芝生の上などでやるようにします。フリスビーを地面に転がすようにしてキャッチさせると、足腰への負担が少なく遊べます。フリスビーは必ず飼い主のところへ持ってくること、公園などで遊ぶ場合には周囲に人がいないか確かめること、ロングリードなど必ずリードを装着することが重要です。ロングリードは人や犬の足に絡まりやすいので、注意してください。

ボール

ボール遊びの好きな犬は多いのですが、全く興味を示さない個体もいます。ボール遊びは飲み込み事故が多い遊びで、紐付きボールが安全です。ボールは必ず犬の進行方向に向かって投げて犬に追わせる形にし、決して犬に向かって投げてはいけません。犬に向かって投げると、ボールのスピードが加わり、飲み込みの危険性が上がります。また滑りやすい素材のボールは使用せず、凹凸のついた紐付きボールが安全です。万一喉に詰まった場合は、固い金属の棒を喉に差し入れ、テコの要領でボールを弾き出すととり出せることがありますが、そうならないよう、十分注意してください。

ぬいぐるみ

犬の場合、ぬいぐるみをぬいぐるみとして可愛がることはあまりなく、引っ張ったり噛んだりすることが多いようです。表面を破って中の綿を取り出したりしますので、あまりお勧めではありません。そのような犬向けの破けないぬいぐるみも販売されており、2,000〜3,000円で入手可能ですが、やはり破く子は破いてしまいます。中綿を飲み込むと危険ですから、目を離さないようにします。

知育おもちゃ

餌などを中に仕込むことができ、転がす場所やスピードなどによってフードが出てくるような仕組みが多いおもちゃです。犬に考えさせることで、脳の発達を促します。たくさんの穴の中におやつを仕込むことができ、犬が臭いで探すようなおもちゃも販売されており、天候悪化で運動不足の時などに頭を使わせるとより疲れるようで、ぐっすり眠ってくれます。知育系のおもちゃの価格は1,000〜10,000円と品質によりバリエーションがあるのが特徴です。

噛むおもちゃ

主に一人遊び用のおもちゃです。噛んでもちぎれないような素材で、ピーナッツバターなどのフレーバーがついているものや、噛み心地のよい形状をしています。犬は何かを噛んでいると精神が安定し、留守番なども我慢できます。コングなどにおやつを詰めて与えると、なかなか食べられなくて夢中になり、留守番の寂しさを紛らわすことができます。

まとめ

犬は子犬の時はもちろん、生涯にわたっておもちゃで遊ぶのが大好きな生き物です。犬はおもちゃを狩りの際の擬似的な獲物とみなし、本能を満たされるとこで精神的に安定します。自分だけでは楽しくないので、相手をしないとほとんどの犬は遊びを止めてしまいます。飼い主が上手に誘導して遊んであげることで、犬の精神、肉体面での欲求が満たされ、さらに飼い主との絆も強くなります。飼い主自身も、楽しそうな犬を見ることで精神的に満たされ、かつ、自身の運動にも役立ちます。犬のよって好き嫌いがあるおもちゃですが、動かし方などによっては興味を引くことができますので、積極的に遊んであげるようにします。多頭飼いをしている時は、おもちゃの所有権をめぐってけんかになる時がありますので、おもちゃの管理は飼い主が行い、一対一で遊ぶようすることが大切です。

犬のおもちゃに関するQ&A

Q:犬には必ずおもちゃを与えなければなりませんか?

A:絶対におもちゃなければいけないということはありません。そのぶん飼い主が体を動かして遊んであげれば良いことです。ただ、若い犬の場合、飼い主と同じ運動だけでは足りなくなることがあります。犬の運動不足はいたずらや破壊行動などに繋がりますので、できるだけ運動欲求は満たしてあげる必要があります。おもちゃを使って投げたり、もってこいなどをさせると、犬の運動欲求を効率よく満たしてあげることができるので、可能ならばおもちゃを使うことをお勧めします。

Q:ひっぱりっこは飼い主が必ず勝たなければいけないと聞きましたが、本当ですか?

A:犬と飼い主にとって、ひっぱりっこは権力闘争の場ではありません。狩を終えて肉を切り裂いて食べるときのような満足感の得られる遊びです。犬も負けてばかりですと、つまらなくなってひっぱりっこをやめてしまいます。勝っても負けてもどちらでもいいのですが、最後は犬に持たせるのではなく、必ず飼い主の手でお終いにします。犬がおもちゃを咥えてるところを無理に引っ張ると、遊びに逆戻りします。その場合、「離せ」「おしまい」などのコマンドで犬が自らおもちゃを離すように躾けることが大切です。犬がおもちゃを離したら、ゆっくりとしまいます。その場合、交換でおやつをあげると、次からはもっとスムーズに終わりにできるでしょう。

Q:犬がおもちゃを咥えたら唸って離してくれません。どうしたらいいですか?

A:前述の通り、おもちゃは飼い主と犬との共通の宝物であり、主有権は飼い主にあります。まずそのことを強く認識してください。犬がおもちゃを離さないのはおもちゃを取られたくないからです。しかし、飼い主が所有権を主張しなければいつまでも犬からおもちゃを取り上げられません。まず、唸っているなどしている犬から、無理やりおもちゃを取り上げるのは危険ですからやめましょう。とりあえず、犬に交換を申し込んでみます。ここで使えるのはおやつです。犬がおもちゃから離れておやつを食べたら褒めます。そしてゆっくりとおもちゃを取り上げます。さらに、すぐにおもちゃをしまうのではなく、おやつを食べ終わったらすぐにおもちゃを与えます。またしばらくしたら、交換を申し込みます。おもちゃを取り上げ、おやつを食べさせてからすぐにおもちゃを与えます。繰り返すうちに、犬は「離せ」「おしまい」などと言われるとすぐにおもちゃを離してご褒美をもらいに来るようになります。最初のうちは毎回おやつを食べさせ、徐々にその間隔をランダムにし、最後にはおやつを食べさせなくても素直におもちゃを離すようになるまで練習します。

Q:知育おもちゃにはどんなものがありますか?遊ばせると良い効果がありますか?

A :犬は体を使って作業するよりも、頭を使って作業をする方が疲れるようです。疲れている犬は、いたずらすることもなく、満足気に寝ていることが多いものです。知育おもちゃには数々の種類がありますが、どれにしても犬が好きなものを最終的に食べられるものがほとんどです。ある一定の方向に転がすとドッグフードが出て来るおもちゃ、たくさんの穴の中のどれかにおやつが入っていて、鼻で嗅ぎ分けるものなどです。子犬の時からそういうおもちゃで遊ばせると、犬の知能もよくなると言われています。

Q:留守番の時にいたずらしないようにおもちゃを与えたいのですが、どんなものがいいですか?

A:留守番は最初の30分を乗り切れば犬もおとなしく待てると言います。その最初の30分を夢中で過ごせるためのおもちゃを与えるのが効果的です。留守番の時は監視ができないため、飲み込んだり、噛んで割れるなど危険なものは与え内容にしましょう。一番多く使われているのは、コングという天然のゴムで出来ているおもちゃです。中に穴が空いていて、おやつなどを詰められるようになっています。天然のゴムは硬く、犬には噛み切ることができないため、必死に中身を食べようとします。中に入れるものは専用のものもありますが、いつも食べているドッグフードを湿らせてからコングに詰め、凍らせたものはなかなか取り出すことができないため、長持ちします。犬の大きさによりコングの大きさを選ぶことは重要です。

Q:探せ探せゲームとはどんなゲームですか?

A:家でも外でも犬の鼻や体を使ってできるゲームです。まず、家の中では、犬をケージなどに入れておいて、部屋のどこかにおやつを隠します。最初は容易に見つけられる場所に隠して、ゲームの趣旨を理解させます。徐々に隠す場所を犬から見えないところにすると、鼻を使って探すようになります。犬は家の中では視覚に頼ることが多いのですが、鼻を使うことを教えると、少しのゲームで疲れますから、悪天候などの時に遊ばせるのに重宝します。また外では安全な場所でロングリードをつけ、茂みなどに隠したおもちゃなどを見つけさせます。徐々に足跡を追わせるようにすると、警察犬になれるかもしれませんよ。

Q:売っているおもちゃは高いし、すぐにダメにしてしまうので、手作りしたいのですが。

A:手作りのおもちゃはいいですね。使い古しのバスタオルなどの何箇所かを結んで固い結び目を作ると、犬とのひっぱりっこなどに使えます。タオルをそのまま使うとすぐに犬歯でビリビリに破かれてしまうので、結び目は必ず作ります。同じく、履き古しのジーパンなども使えます。中に鳴き笛という、ピーピーというものを入れると喜びます。鳴き笛はぬいぐるみなどに使うものなので、洋裁店などで買うことができます。また履き古しの靴下にボールを入れて結美、反対側を持って振り回すと力の弱い女性でも遠くにボールを飛ばすことができます。ペットボトルなども噛むと音がして大型犬には良いおもちゃになりますが、蓋は飲み込んでしまうことがあるため、あらかじめ外しておいた方が無難です。またラベルも飲み込む可能性があるので、剥がしておくと良いでしょう。

Q:犬がぬいぐるみなどをブンブン振り回します。あれはどういう行動ですか?

A:野生時代の狩の名残でしょう。狼などの動物は集団で狩をし、自分の体より大きい動物も獲物にします。その場合、一発で仕留めることはできないため、あらゆる場所に集団で噛みつき、その場で首を振って肉をちぎり取ります。そのため、犬の首は強力な筋肉で覆われており、ブンブン振り回しても大丈夫なようにできています。家庭ではそのような獲物はいませんが、おもちゃを獲物に見立てて、模擬狩で楽しんでいるのです。

Q:ぬいぐるみなどを与えると、噛みながらウーウーうなっていますが、大丈夫ですか?

A:これも同様に狩に見立てた遊びの中で興奮しているのでしょう。楽しんでいるだけですから、そのまま見守りましょう。あまり興奮しすぎて飼い主が不安になるようでしたら、おやつなどを見せて交換して取り上げます。

Q:チョコレートフレーバーなどのおもちゃが売っていますが、将来チョコレートを拾い食いしたりしませんか?

A:フレーバー付きのおもちゃは、食べてよい成分でできているか、もしくは食べることのできない材質で作られているので、安心して与えてください。将来の拾い食いにつながる懸念はありません。なぜならチョコレートに限らず、本来犬は落ちているもので食べられるものがあれば、なんでも口にしてしまう生き物だからです。毒物かどうかはわかりませんし、中身が何であれ美味しそうな匂いがついていれば、食べてしまいます。拾い食いは部屋に食べ物を置かない、外では厳しく監視することが必要です。拾い食いを絶対にさせない躾をするのであれば、辛い食べ物などをわざと拾い食いさせて、犬が自ら学習するようにします。

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《執筆者樹里について》

管理人樹里

犬を本格的に飼い始めてから20年ほど。

現在は訓練競技会などにも積極的に参加。現在ボクサー2匹パピヨン1匹トイプー1匹飼育しているワンちゃん溺愛主婦です。

執筆者樹里の愛犬

《人でも食べられるとハッキリ公式サイトに書かれているこだわりドッグフード》

ドッグフードには、人が食べる者にはまず含まれていないような合成着色料、防腐剤が使われていることが多いです。

また、こだわりの外国産ドッグフードに関しても、輸送工程での温度管理などによる品質劣化の疑念があります。

筆者が犬の健康のために抑えておくべきだと考えているドッグフード選びのポイントは

  • 国内製造であること
  • 国内製造で且つ無添加であること
  • 人でいうところの成人病になってしまうような食事でないこと
  • 人でも食べられる

人でも食べられるということは、犬だから許されるような安価な合成着色料、防腐剤を使用していないという証拠。ネーミングだけで何となく犬の健康によさそうだと勘違いさせるようなドッグフードとは明らかに別物。

愛犬と長く過ごすためにということは勿論のこと、

  • 獣医への通院頻度減により手間が少なくなる
  • 獣医への通院頻度減によりお金が掛からなくなる

ことにもつながります。健康は食から。これは人も犬も同じ。

こだわりの人でも食べられるドッグフードを一度チェックしてみてください。

引用元:カナガン、ナチュラルドッグフード、ロイヤルカナン、サイエンスダイエットの口コミ評判比較他|犬の餌おすすめランキングナビ